2017年2月22日水曜日

fishing enthusiast 3

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淳太 side


俺に怒られるのが相当怖かったんかな(笑)

残念やけど、濱ちゃんのスケジュールは把握済み。

ごまかされてもわかるんやで?俺(笑)

そんなこととはつゆしらない濱ちゃんに、カマかけてみると案の定顔面蒼白。

そんななるなら、こうなる前に考えろって話やんな。


「で、昨日何時に帰ったん?」

いつでも叩けるように、お尻の上に手を置いたまま聞く。

その状況が何を意味してるか理解しているであろう濱ちゃんは相当びびってるのか黙ったまま。

パァンっ

「いっ…たぁ…3時…くらい?」

パァン!

パァン!

バチン!

「いっ!…ちょっ…淳太!」

「何?そんな時間に帰って、こうなることくらい予想できるやろ。何年この仕事しとんねん。迷惑かかることくらいわかるやろ!」

バチン!

パァン!

パァン!

「いたいっ…やめっ…ったぁ…やって…」

「やって…何?言い訳あるならどーぞ」

俺は手を止めた。

「いや…なんでも…ない。」

さすがに経験上わかってる(笑)
ここで言い訳なんぞしようもんなら、俺がどうするかくらい。

「そう。」

パァン!

パァン!

「こんな初歩的なことで、俺も怒りたくないんやけど?崇裕。」

パァン!!!

「いっっ!…つぅ…ごめん…なさい」

パァン!

「で?それだけ?」

バチン!!

「次から気をつけますっ」

「うん、じゃあ仕上げ。最後10回我慢な。」

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