2017年2月22日水曜日

fishing enthusiast 2


fishing enthusiast 2


side 崇裕

昨日は久々の夜釣りだった。

めちゃくちゃテンションのあがった俺は、次の日の撮影のことも鑑みずに夜遅くまで釣り仲間と遊んだ。

もともと俺は朝弱いわけでもないし、大丈夫やろと高を括ってたんやけど…

朝起きたらマネージャーからの電話が何十件も。

いやぁ…史上最高スピードで準備したわ(笑)

楽屋にはちょっとの遅刻で済んだものの、淳太からの視線に嫌でも気づく。

俺、明日は座れへんかもしれん…

収録終了後、淳太と俺以外のメンバーは俺らの空気を読んでかすぐに帰っていった。

俺も気まずくて黙ってたら…

「濱ちゃんにしては、珍しいな。遅刻とか。昨日忙しかったん?」

「いや…その、うん、ちょっと…忙しかってん。」

夜釣りのこと、話したらあかんことになるのは明らか。バレてへんやろうしと思ってごまかした。

「ふ~ん。俺はてっきりまた釣り関係かと思ったんやけど。ちゃうん?」

「じゅ…淳太に注意されてから、俺やってセーブしとるよ。昨日は普通に忙しかったんやて!」

「それが濱ちゃんの答えやんな?」

なんか…バレとる?
いや…バレる可能性なんてほぼないはずやし。

「昨日崇裕が夜釣り行ったっていう情報、俺入手済みなんやけど。そこまでごまかす気なん?」

一気に血の気が引いたのがわかる。
俺もう終わったな…

ぐいっと淳太に腕を引っ張られるのがわかる。そのまま膝にダイブする俺。

「詳しくは膝の上で聞かせてもらうわ。当然やんなぁ?」

「ちょっ、淳太っ。待っ…俺、えっ?本気なん⁈」

「今回は俺も見逃せへんよ。」

そう行って俺のズボンも下着も器用に脱がす淳太。

恥ずかしさで顔が熱くなる…

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