tardy 5
望 side今日の濱ちゃんは一段と厳しかった。いつも出してくれる助け舟も出してくれへん。俺はごめんなさいっていうの苦手やのに。もう涙も止まらない。やっとのことでごめんなさいと言えた俺。「ん。じゃあ仕上げ。今日は定規使うけど、ええな?」ここで俺はもう絶望。そんなんええわけないやんっ!渋々了承したけど…なりふりなんて構っていられず、ごめんなさいって叫んだ。なんだかんだいって、一回おまけしてくれたけど(笑)もう夢中で濱ちゃんに抱きつく。怖かったんやもん。痛かったんやもん。甘えたいの。なんていう俺の気持ちを汲み取ってか、ギュって抱きしめ返してくれた。「望。よう頑張ったな?」といつもの笑顔の濱ちゃん。「痛かっ…た…」まだ止まらない涙、もう子供やん。俺。「せやんなぁ。痛くしてごめんなぁ。」と小さい子供みたいに頭をなでられた。今はこんなのも悪くないけど…「もうあんまり心配かけへんといてや?」「んっ…わかってるし…」「そうだ、このあと、ご飯でもいくか?」「行くっ!」もう甘々な濱ちゃんに思う存分に甘えたるわ!
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